| 嵐が去った、その跡で。 |
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2004年10月20日、台風23号(TOKAGE)による激しい風が吹き荒れ、
滋賀県の湖西地方に位置する比良山系のふもとの村で猛威を振るいました。
湖畔に位置する我が家では、築年数およそ七十年の
かつて鶏舎だった小屋 が二棟倒壊しました。
この小屋は倒壊当時、物置小屋として使っており、
中には古い建具をはじめ、様々なものが入れてありました。
雨に濡れると厄介なので、倒れた資材を片付けながら中のものを運び出し、
別の場所に移動させることから作業は始まりました。
倒壊してから一月以上経った今でもまだ作業は終わっていません。
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かさ高いものが多いため、何をどこへ運ぶか、
それが問題です。 |
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連日の作業で疲労が溜まった父の腰に
腰痛ベルトが白く光ります。 |
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小屋の傍らの畑では祖母がさつまいもを掘っています。
嫁いでから六十余年、比良に暮らす祖母曰く、
「こんなきつう吹く年、あらしまへん。なまんだぶ、なまんだぶ・・・」
例年通りということがなかった今年。
心配された収穫ですが、
掘り出されたお芋さんはとても深く美しい紅色で、
蒸かすと甘く、慣れ親しんだ比良の味でした。
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